噦上(読み)しゃくりあげる

精選版 日本国語大辞典 「噦上」の意味・読み・例文・類語

しゃくり‐あ・げる【噦上】

〘自ガ下一〙 しゃくりあ・ぐ 〘自ガ下二〙 息を急に吸い込むようにして泣く。声を引き入れるようにして泣く。さくりあげる。
浄瑠璃曾根崎心中(1703)道行「なつかしの母様やなごりおしの父様やと、しゃくりあげしゃくりあげ、声も惜しまず泣きければ」

さくり‐あ・ぐ【噦上】

〘自ガ下二〙 泣くときなどに、声を急に吸い込むような動作をくり返す。しゃくりあげる。
※宇治拾遺(1221頃)一「さくりあげて、よよと泣きければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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