(読み)しゃくる

精選版 日本国語大辞典 「噦」の意味・読み・例文・類語

しゃく・る【噦】

〘自ラ五(四)〙
① しゃっくりをする。さくる。
② しゃくり泣きをする。すすり泣く。さくる。
撰集抄(1250頃)九「『いままでつれなくてやみぬるかなしさよ』とて、しゃくりもあへず泣くめり」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉四「声は何時しか嗚咽(シャク)って意気地ない涙がほろほろこぼれて来た」

さく・る【噦】

〘自ラ四〙 横隔膜痙攣(けいれん)で息を急に吸い込む。しゃっくりをする。また、しゃくりあげながら泣く。泣きじゃくる。
※観智院本名義抄(1241)「哽噎 ムセブ サクル ナク」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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