噬臍(読み)ゼイセイ

デジタル大辞泉 「噬臍」の意味・読み・例文・類語

ぜい‐せい【××臍/×噬斉】

《「春秋左伝」荘公六年から。「噬」はかむ、「臍」はへその意》取り返しのつかないことを後悔すること。ほぞをかむこと。
十年を待たずして必ず―の悔あらん」〈露伴運命

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「噬臍」の意味・読み・例文・類語

ぜい‐せい【噬臍・噬斉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「噬」は噛む意 ) 後悔すること。悔いること。ほぞをかむこと。ぜいざい。
    1. [初出の実例]「若有遅留者、必有噬臍悔歟」(出典醍醐寺文書‐延元三年(1338)五月一五日・北畠顕家奏状)
    2. [その他の文献]〔文明本節用集(室町中)〕〔春秋左伝‐荘公六年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「噬臍」の読み・字形・画数・意味

【噬臍】ぜいせい

噬斉

字通「噬」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android