一般に、病的に形成された液体などを入れたふくろ状の構造を総称するが、腫瘍(しゅよう)性格が否定される点で嚢腫とは区別される。肝臓・腎臓(じんぞう)などに先天的に認められる場合もあるが、臨床的にはほとんど意味のないものが多い。腺(せん)の排泄(はいせつ)管がなにかの原因で閉塞(へいそく)されると、排泄物が管腔(かんくう)に貯留(ちょりゅう)してふくろ状に大きくなり、嚢胞を形成することが少なくない。このような嚢胞は貯留嚢胞あるいは停滞嚢胞とよばれる。口腔底に好発する唾液腺(だえきせん)由来のガマ腫、子宮頸管(けいかん)腺のナボット濾胞(ろほう)、卵巣の卵胞嚢胞、黄体嚢胞などがこの例である。
[渡辺 裕]
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...