四之町(読み)しのまち

日本歴史地名大系 「四之町」の解説

四之町
しのまち

[現在地名]会津若松市大町おおまち一丁目・中央ちゆうおう一丁目・馬場町ばばまち上町うわまち

三之町の北に並び、上四之町は博労ばくろう町より馬場町まで、長さ二町四六間余、家数二四、下四之町は馬場町より西の方大町に至る、長さ二町三〇間・幅四間、家数五二(新編会津風土記)。文化四年(一八〇七)の「若松風俗帳」には大町四之町と馬場四之町ともに、「此町塗職之者住居仕候」とあり、漆器の生産地であった。馬場下四之町の北側に笹原ささはら稲荷神社があったが、昭和五〇年(一九七五)蚕養こがい町の蚕養国こがいくに神社に遷座した。境内神楽殿北東にある赤鳥居の後ろの小さな祠が笹原稲荷である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android