四元徳(読み)しげんとく

世界大百科事典(旧版)内の四元徳の言及

【徳】より

… 人間存在の本質に応じて徳の本質には不変の面もあるが,何が当の社会や時代において元徳(基本的で枢要な徳)とみなされるかはさまざまでありうる。古代ギリシアでは,その都市国家(ポリス)の体制に応じて知恵,勇気,節制,正義の四元徳が成立し,中世キリスト教の立場では,この四元徳のうえに信仰,希望,愛が加えられて,カトリックの七元徳が成立した。ルネサンス期には徳(ラテン語virtus,英語virtue)は男らしい精神的・身体的有能性を特に意味した(ギリシア語のアレテも軍神を意味するアレスArēsと同根語である)。…

※「四元徳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

コンビニ交付

マイナンバーカードを利用して、自治体が発行する各種証明書をコンビニやスーパー、郵便局などで取得できるサービス。申請から受け取りまでの手続きがマルチコピー端末で完結する。2023年12月からはマイナカ...

コンビニ交付の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android