四十八鷹(読み)シジュウハッタカ

デジタル大辞泉 「四十八鷹」の意味・読み・例文・類語

しじゅうはっ‐たか〔シジフハツ‐〕【四十八×鷹】

タカ種類が48あるといわれたところから》あらゆる種類のタカ。
それぞれの役の者がすっかりそろっていること。

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精選版 日本国語大辞典 「四十八鷹」の意味・読み・例文・類語

しじゅうはっ‐たかシジフ‥【四十八鷹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 鷹には四八の種類があるといわれるところから ) あらゆる種類の鷹。
    1. [初出の実例]「鷹、(みみづく)に謂て云〈略〉なまじゐに汝も、四十八鷹(タカ)の内なれば」(出典談義本・田舎荘子(1727)上)
    2. 「鳶は四十八鷹(タカ)の内にて、物をさらふ曲者」(出典:歌舞伎・善悪両面児手柏(妲妃のお百)(1867)五幕)
  3. それぞれの役の者、または名ある者がすっかりそろっていること。
    1. [初出の実例]「四十八鷹 諸役人揃ひたるを四十八鷹そろひてなど云」(出典:俚言集覧(1797頃))
    2. 「主従で四十八鷹名を残し」(出典:雑俳・柳多留‐五〇(1811))

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「四十八鷹」の解説

四十八鷹
(通称)
しじゅうはちたか

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
けいせい四十八鷹
初演
宝永7.1(京・万太夫座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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