四幅(読み)ヨノ

デジタル大辞泉 「四幅」の意味・読み・例文・類語

よ‐の【四幅/四布】

布の幅が並幅4枚分あること。また、その布。よはば。
四幅よの布団」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「四幅」の意味・読み・例文・類語

よ‐の【四幅・四布】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「幅(の)」が四つあること ) 一幅物四枚。
    1. [初出の実例]「此の比(ごろ)京に流行るもの〈略〉布打の下の袴、よのの指貫」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)
  3. よのぶとん(四幅蒲団)」の略。
    1. [初出の実例]「四布五布身の隠家のふとん哉〈存義〉」(出典:俳諧・俳諧古選(1763)付録)
  4. よのばかま(四幅袴)」の略。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四幅」の意味・わかりやすい解説

四幅
よはば

四幅織物の略。「よの」ともいう。広幅織物のなかで最も幅の広いものをいう。日本の国内規格の呼称で,和服地並幅 (約 36cm) の4倍の 147cm前後のものをさし天竺更紗キャラコなどがある。この布地でつくったふとんを四布 (よの) ぶとんという。また洋服地の広幅または全幅織物に相当する。

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