四極通商会議(読み)よんきょくつうしょうかいぎ

百科事典マイペディア 「四極通商会議」の意味・わかりやすい解説

四極通商会議【よんきょくつうしょうかいぎ】

日本米国カナダEUヨーロッパ連合)の貿易担当閣僚が通商問題について幅広く意見交換をする非公式会議。第1回会合は1982年,米国のブロック通商代表(当時)の提唱で開かれた。日本からは通産大臣出席。四極のうちの一つが開催を提唱すれば,他のメンバーはこれに応じ随時会合が行われるとしている。1998年はフランスで開催され,WTO体制下での新多角的貿易交渉の進め方,電子商取引の非関税化,アジア経済への貢献などが議論された。1999年は日本(東京)で開催され,中国のWTO加盟問題,新多角的貿易交渉(新ラウンド)の対象分野,保護主義の抑制などについて議論した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四極通商会議」の意味・わかりやすい解説

四極通商会議
よんきょくつうしょうかいぎ
Quadrilateral Meeting of Trade Ministers

日本,アメリカ,カナダ,EU委員会の貿易担当大臣が通商問題について幅広く意見交換を行なう会議。日本からは通産大臣,アメリカからは通商代表部 (USTR) 代表,カナダからは貿易大臣,EUからは対外政策担当の副委員長が出席することになっている。アメリカのブロック通商代表の提案で,1982年第1回会合がアメリカで開かれ,以降年1~2回の頻度で開催されている。

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