四物(読み)よつもの

精選版 日本国語大辞典 「四物」の意味・読み・例文・類語

よつ‐もの【四物】

〘名〙
四つで一揃いとなるもの。
洒落本・潮来婦誌(1829‐30)ひるのありさま「かけばんの上には三ツ物と思ひの外四ツもののつみ合せ也」
四種武具。鉈(なた)・鎌・熊手・槍・鋸・鉄撮棒(かなさいぼう)・鉞(まさかり)の七つ物のうちの四つをさしたかという。
太平記(14C後)一〇「三つ物四つ物取著て、あたりを払て馳向ければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android