四重(読み)シジュウ

デジタル大辞泉 「四重」の意味・読み・例文・類語

し‐じゅう〔‐ヂユウ〕【四重】

四つ重なること。また、四つ重ねたもの。
《「四重禁」「四重罪」の略》仏語。4種の重罪殺生偸盗ちゅうとう邪淫妄語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四重」の意味・読み・例文・類語

し‐じゅう‥ヂュウ【四重】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 四つかさなること。
  3. しじゅうざい(四重罪)」の略。
    1. [初出の実例]「僧祇の物を盗み、五逆の罪を作り、四重の過がを犯せらむ者のも〈略〉当に必仏を見奉る可し」(出典:観智院本三宝絵(984)序)
  4. 声明(しょうみょう)平家琵琶などで、初重(しょじゅう)から数えて四番目の音域普通三重(さんじゅう)が最高。
    1. [初出の実例]「声に四重有る時は、三重を乙とつくる也」(出典:申楽談儀(1430)祝言の音曲)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android