回国(読み)カイコク

デジタル大辞泉 「回国」の意味・読み・例文・類語

かい‐こく〔クワイ‐〕【回国/×廻国】

[名](スル)
諸国を回って歩くこと。
吾子を尋ね当てる為、六十余州を―して」〈漱石草枕
回国巡礼」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「回国」の意味・読み・例文・類語

かい‐こくクヮイ‥【回国・廻国】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 諸国をまわって歩くこと。
    1. [初出の実例]「げにや廻国行脚の身とて国々所どころに至るゆゑ」(出典:謡曲・江口(1384頃))
  3. かいこくじゅんれい(回国巡礼)」の略。
    1. [初出の実例]「少々廻国客僧如く直綴着用して当時はやり畢」(出典:醍醐寺新要録(1620))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android