知恵蔵2010の解説
国が財政上の理由から資金を調達するために発行する債券。目的別に分類すると、社会資本整備のための建設国債、歳入不足を補うための特例国債(赤字国債)、既存国債の借り換えのための借換国債、財政の一時的な不足を補う政府短期証券などがある。償還期間は最短3カ月の政府短期証券から最長30年の超長期債まで。発行残高は2007年9月末現在で675兆円、GDP比1.3倍に達した。こうした財政事情を反映して国際的にはAA-(ダブルエーマイナス。S&P〈スタンダード&プアーズ〉社による格付け)と厳しい格付け評価を受けたが、08年2月現在AA(ダブルエー)まで回復している。なお、個人の資産運用対象として10年変動金利、5年固定金利の個人向け国債が発行され、人気を集めている。
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熊井泰明証券アナリスト
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出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2008」
デジタル大辞泉の解説
こく‐さい【国債】
国が歳入の不足を補うなどのために負担する一切の債務。特に、国が発行する償還期間が1年以上で有価証券形態のもの。また、その債券(国庫債券・国債証券)。→利付国債 →割引国債
◆国債の価格と利回り(金利)は、価格下落なら金利上昇、価格上昇なら金利下落という関係にあり、通常、景気が後退する場面ではリスクの少ない国債が買われるため、国債の価格上昇、金利下落となることが多い。国債が大量に発行されると、国債価格の下落、長期金利の上昇を招き、企業の借入金利や住宅ローン金利の上昇につながる場合がある。
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