国厨田(読み)こくちゅうでん

精選版 日本国語大辞典 「国厨田」の意味・読み・例文・類語

こくちゅう‐でん【国厨田】

〘名〙
国営田一種国衙が耕作させた乗田地子太政官に送るが、残余穫稲は国の雑用にあてたか。
平安時代、大宰府管内の国で乗田の一部を割いて、国衙によって営作され、地子・営料を差し引いた残りの米を、国学生食料にすることを許された田。〔三代格‐一五・貞観一八年(876)五月二一日〕

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