国言葉・国詞・国語(読み)くにことば

精選版 日本国語大辞典 「国言葉・国詞・国語」の意味・読み・例文・類語

くに‐ことば【国言葉・国詞・国語】

〘名〙
① ある一国の共通語または公用語。こくご。
百学連環(1870‐71頃)〈西周〉一「或は日より干(ひる)となり(干は中性)、或は日の働きなる通韵にして干(ほす)と変するが如き、皆我が国語(クニコトバ)の derivation なるものなり」
借用によらない固有の日本語。漢語に対していう。
※言文一致会議案‐明治三四年(1901)二月二二日「国言葉と漢語と同じ意味で並び行われて居るものわ、国言葉の方を用いること」
③ ある人の出身地方言故郷のことば。
※俳諧・也哉抄(1774)「あやしの俚語(さとことば)聞とりがたき方言(クニコトバ)までも、心のゆくままに打出るものなれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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