国際地球観測協力年(読み)こくさいちきゅうかんそくきょうりょくねん(英語表記)International Geophysical Cooperation Year

日本大百科全書(ニッポニカ) 「国際地球観測協力年」の意味・わかりやすい解説

国際地球観測協力年
こくさいちきゅうかんそくきょうりょくねん
International Geophysical Cooperation Year

全地球的な国際観測が行われた1959年1月1日から12月31日までの1年間をいう。略称IGC。1958年末まで行われたIGY国際地球観測年)が非常に有効であったことから、ICSU国際学術連合会議。現、国際科学会議)が、1958年の総会でIGYの延長を決め、IGY参加国は地球物理と関連分野の観測およびデータ収集活動をIGY事業継続の線で行った。WMO世界気象機関)も協力し、高層気象オゾン放射の観測に重点が置かれた、IGYの気象部門の計画を延長して実行した。

[安田敏明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android