土井聱牙(読み)どいごうが

精選版 日本国語大辞典 「土井聱牙」の意味・読み・例文・類語

どい‐ごうが【土井聱牙】

江戸後期の漢学者。名は有格。字は子喬。通称幾之助。別号松径、渫庵。津藩儒医土井橘窓の子。藩儒川村竹坡、斎藤拙堂に学ぶ。二一歳で藩校有造館助教となり、「資治通鑑」校刊総裁に進んで、全二九四巻一四八冊を刊行した。詩文書画をもよくした。著に「聱牙斎詩稿」など。文化一四~明治一三年(一八一七‐八〇

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土井聱牙」の解説

土井聱牙 どい-ごうが

1818*-1880 江戸後期-明治時代の儒者
文化14年12月28日生まれ。伊勢(いせ)(三重県)津藩儒医土井橘窓の次男石川竹厓,斎藤拙堂(せつどう)にまなぶ。藩校有造館の助教・講官をつとめ,佐幕主張。明治2年督学。「資治通鑑(しじつがん)」を校訂出版した。明治13年6月11日死去。64歳。名は有恪。字(あざな)は士恭。通称は幾之助。

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