土塊(読み)ツチクレ

デジタル大辞泉 「土塊」の意味・読み・例文・類語

つち‐くれ【土塊/塊】

土のかたまり。また、土のこと。

ど‐かい〔‐クワイ〕【土塊】

土のかたまり。つちくれ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「土塊」の意味・読み・例文・類語

つち‐くれ【土塊・壌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後世は「つちぐれ」とも )
  2. 土のかたまり。ひとかたまりの土。また、土。土壌(どじょう)
    1. [初出の実例]「天下清(す)み泰(ゆたか)にして内外に虞(うへ)無シ。土壌(ツチクレ)膏腴えて穀稼(たなつもの)有実(み)つ」(出典:日本書紀(720)継体二四年二月(前田本訓))
  3. ( 壌 ) 墓を忌んでいう語。墓所。墳墓。多く、斎宮で用いる語。
    1. [初出の実例]「忌詞〈略〉墓称(つちくれ)」(出典:延喜式(927)五)
  4. つちくればと(土塊鳩)」の略。〔多識編(1631)〕

ど‐かい‥クヮイ【土塊】

  1. 〘 名詞 〙 土のかたまり。つちくれ。
    1. [初出の実例]「ナンヂ ワ doquai(ドクヮイ)フント ヲ、モチテ」(出典:サントスの御作業の内抜書(1591)二)
    2. 「地皺又は土塊等を利用して」(出典:歩兵操典(1928)第八三)
    3. [その他の文献]〔南史‐賀瑒伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「土塊」の読み・字形・画数・意味

【土塊】どかい

土くれ。

字通「土」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android