土性骨(読み)ドショウボネ

デジタル大辞泉 「土性骨」の意味・読み・例文・類語

ど‐しょうぼね〔‐シヤウぼね〕【土性骨】

《「ど」は接頭語で、「土」は当て字
性質・根性を強調、またはののしっていう語。ど根性。「土性骨をたたきなおす」
人をののしって、その背骨をいう語。「土性骨をへし折るぞ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「土性骨」の意味・読み・例文・類語

ど‐しょうぼね ‥シャウぼね【土性骨】

〘名〙 (「ど」は接頭語)
① 強調して、また、他人をののしってその性質・精神をいう語。ど性根。ど根性。たましい。
浄瑠璃生玉心中(1715か)中「其世悴がどしゃうぼね、茶屋の銀負うて逃かくれ」
※浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)一〇「テモ胴性骨(ドシャウボネ)の太(ふと)い奴」
② 強調して、また、他人をののしってその背骨をいう語。
歌舞伎彩入御伽草おつま八郎兵衛)(1808)序幕此奴(こいつ)、投げ打ちをしやアがるな。ウヌ土性骨(ドシャウボネ)を」

ど‐しょっぽね【土性骨】

〘名〙 (「ど」は接頭語) 「どしょうぼね(土性骨)」の変化した語。

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