土棚村(読み)つちだなむら

日本歴史地名大系 「土棚村」の解説

土棚村
つちだなむら

[現在地名]郡山市西田町にしたまち土棚つちだな

鬼生田おにゆうだ村の東、阿武隈高地西縁の丘陵に立地。文安四年(一四四七)五月一八日の旦那売券(熊野那智大社文書)に「田村之先達土たなの伊与殿」とある。永禄一一年(一五六八)七月吉日の熊野山新宮年貢帳(青山文書)田村庄のうちとして「六段 六百文 つち棚」とあり、紀州熊野速玉はやたま社に年貢六〇〇文を納めていた。天正一四年(一五八六)一〇月一三日の熊野山新宮年貢帳(同文書)には「六段 五百八十五文 土棚」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android