土肥金山(読み)といきんざん

百科事典マイペディア 「土肥金山」の意味・わかりやすい解説

土肥金山【といきんざん】

伊豆金山

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の土肥金山の言及

【伊豆金山】より

…初期の金生産は,多く砂金を原料としていたが,16世紀末になると山金採鉱が行われるようになり,伊豆金山は甲州金山と並んで,採鉱技術発展の発祥の地となった。中でも,土肥金山はその中心としての位置を占め,1577年(天正5)と伝えられる開坑以来,50年にわたって盛んに稼行した。この間,幕府は大久保長安を金山総奉行として経営に当たらせた。…

【土肥[町]】より

…北,東,南の三方を達磨山などの山々に囲まれ,町域の大部分を山林が占める。土肥温泉(セッコウ泉,57℃)を中心にした温泉と海水浴の町で,温泉は江戸初期に土肥金山の採掘中湧出し,〈まぶの湯〉と呼ばれた。1577年(天正5)発見された金山は慶長年間(1596‐1615)に代官大久保長安の管理に置かれ,慶長小判の地金も精錬されたが,1690年(元禄3)に休山となった。…

※「土肥金山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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