地域営農集団(読み)ちいきえいのうしゅうだん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地域営農集団」の意味・わかりやすい解説

地域営農集団
ちいきえいのうしゅうだん

全国農業協同組合中央会が 1982年の第 16回全国農協大会において提起した地域農業生産のモデル。個別大規模農家ではなく,中核的農家を中心に地域の兼業農家も広く巻き込んだ生産組織化を展望している。これによって水田転作などの地域内農地の計画的利用と農機具などの共同利用を可能とし,農産物のコスト削減を図ることを狙いとしている。 89年より9ヵ年計画の地域営農集団育成事業が取り組まれており,米で 30%のコスト削減が目標とされている。

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