地帯運賃制度(読み)ちたいうんちんせいど(英語表記)zone tariff system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地帯運賃制度」の意味・わかりやすい解説

地帯運賃制度
ちたいうんちんせいど
zone tariff system

地域をいくつかの地帯分け,各地帯内部の輸送については,すべて同額の均一運賃制を適用して,複数の地帯にまたがる輸送については,発着地帯と経由地帯の各運賃の合算額を適用する運賃システム。大都市など均一運賃を適用するには地域が広すぎる場合に適する。例としては,パリ運輸公社 RATPの用いているカルトオランジュ (オレンジ切符) 制が有名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android