地焼(読み)ジヤキ

デジタル大辞泉 「地焼」の意味・読み・例文・類語

じ‐やき〔ヂ‐〕【地焼(き)】

その土地で焼くこと。また、焼いたもの。「地焼きかわら
関西風のうなぎの焼き方。しら焼きしたあと、ふかさずにそのままかば焼きにする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「地焼」の意味・読み・例文・類語

じ‐やき ヂ‥【地焼】

〘名〙
地面を焼くこと。
仮名草子大坂物語(古活字版第一種)(1615頃)「てきに、りをつけ、なにかせん、ちやきをせん」
② その土地で焼くこと。また、その焼いたもの。陶器などについていうことが多い。
田舎教師(1909)〈田山花袋〉八「低い庇や地焼(ヂヤキ)の瓦で葺いた家根や」
③ 大阪流の蒲焼ウナギのあぶらを抜かずに焼く焼き方。白焼にしてからふかし、タレをつけて焼く東京の焼き方に対していう。

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