地獄絵(読み)ジゴクエ

デジタル大辞泉 「地獄絵」の意味・読み・例文・類語

じごく‐え〔ヂゴクヱ〕【地獄絵】

地獄変相へんそう」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「地獄絵」の意味・読み・例文・類語

じごく‐え ヂゴクヱ【地獄絵】

※枕(10C終)八一「ぢごくゑの屏風とりわたして」
ユリアとよぶ女(1968)〈遠藤周作〉「喚声矢弾と疾駆する馬との地獄絵がひろげられたこの曠野は」

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世界大百科事典(旧版)内の地獄絵の言及

【地獄】より

… 日本で最初に描かれた地獄関係の絵は,東大寺二月堂本尊の身光の毛彫のなかにでてくる火炎のなかの鬼であるが,のち平安後期になると,中尊寺に残されている紺紙金泥一切経の見返し絵にみられるように地獄変の図柄があらわれる。また宮廷では,毎年のように年末になると仏名会という懺悔滅罪の法会が行われたが,そのとき周囲には地獄絵を描いた屛風が立て回された。しかし,八熱地獄や八寒地獄などインド以来の仏教のさまざまな地獄観を体系的に記述したのは平安中期の源信であった。…

※「地獄絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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