地獄谷温泉(富山県)(読み)じごくだにおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「地獄谷温泉(富山県)」の意味・わかりやすい解説

地獄谷温泉(富山県)
じごくだにおんせん

富山県南東部、中新川(なかにいかわ)郡立山町(たてやままち)にある温泉。北アルプスの立山直下の室堂平(むろどうだいら)西側の標高2300メートル内外の平坦(へいたん)の地にある。古立山火山の余勢活動でできた爆裂火口地獄谷には、高温水蒸気とともに亜硫酸ガス硫化水素が噴出し、大小凹地へ水が入り多くの強酸性泉となっている。付近の山小屋が引き湯している。

[深井三郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android