地球再生計画(読み)ちきゅうさいせいけいかく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地球再生計画」の意味・わかりやすい解説

地球再生計画
ちきゅうさいせいけいかく

1990年に通商産業省がまとめた地球温暖化防止の戦略的長期構想。産業革命以降 200年間に変化した地球環境を,今後 100年かけて再生することを目指す。そのために,まず最初の 50年で地球環境の変化を科学的に解明しながら,省エネルギー推進クリーンエネルギー導入二酸化炭素吸収源の拡大,革新的な環境技術や次世代エネルギー技術の開発に力を入れる。次の 50年でその成果を浸透させ,大気中の温室効果ガスの大幅な削減を行なう。開発技術として,二酸化炭素の固定化や再利用といった革新的技術(→二酸化炭素固定),核融合宇宙での太陽光発電など未来のエネルギー技術などがあげられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android