地蔵僧遺跡(読み)じぞうそういせき

日本歴史地名大系 「地蔵僧遺跡」の解説

地蔵僧遺跡
じぞうそういせき

[現在地名]亀山市川崎町 地蔵僧・上僧仏

御幣おんべ川左岸の標高五〇―五四メートルの河岸段丘上に位置する縄文時代―奈良時代の遺跡。弥生時代には中期の方形周溝墓三基、後期の隅丸方形の竪穴住居六戸、古墳時代は須恵器を伴わない前期正方形の竪穴住居一三戸、須恵器を伴う後期には正方形の竪穴住居一九戸が検出されている。竪穴住居の規模は弥生後期―古墳時代前期―古墳時代後期としだいに小型化している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報