地起こし(読み)じおこし

精選版 日本国語大辞典 「地起こし」の意味・読み・例文・類語

じ‐おこしヂ‥【地起・地発・地興】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中世、何らかの契機によって売却した土地をもとの持ち主が取り戻す慣行一種徳政で地徳政ともいう。
    1. [初出の実例]「永代不異儀、然而、私徳政地興堅可停止」(出典:青蓮院文書‐天正三年(1575)一二月二八日・織田信長朱印状)
  3. 西日本における正月行事の一つで、耕作などを始める儀式。つくりぞめ。鍬初(くわはじ)め。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android