地響(読み)じひびき

精選版 日本国語大辞典 「地響」の意味・読み・例文・類語

じ‐ひびき ヂ‥【地響】

〘名〙
① 重い物が、落ちたり動いたりして、地面がひびいて音のすること。また、そのひびき。
咄本・昨日は今日の物語(1614‐24頃)下「申もはてぬに、又、ぢひびきのする程なるをせられた」
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「しかし能音(いいおと)だっけ、ずっしりと地響(チヒビキ)がして」
浮世草子男色大鑑(1687)二「跡地(ヂ)ひびきして、山も崩るるごとし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android