地鼠(読み)ジネズミ

デジタル大辞泉 「地鼠」の意味・読み・例文・類語

じ‐ねずみ〔ヂ‐〕【地×鼠】

トガリネズミ科の哺乳類。体長8センチ、尾長6センチくらいで、灰褐色ネズミに似るが、ふんがとがる。ほぼ日本全域に分布し、森林草地・畑などにすみ、昆虫ミミズなどを食べる。夜行性近縁種ヨーロッパアフリカアジアに分布。

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精選版 日本国語大辞典 「地鼠」の意味・読み・例文・類語

じ‐ねずみ ヂ‥【地鼠】

〘名〙 トガリネズミ科の哺乳類。体長六~八センチメートル、尾長四~四・五センチメートル。口吻(こうふん)が長く突き出ており、形はモグラに似ている。体毛は短くビロード状で、灰褐色または黒褐色。草原、森林の草むらや落葉中にすみ、夜出てクモ、昆虫、ミミズなどを食べる。体側に分泌腺が発達し、通過したあとにじゃこうに似たにおいを残す。ネズミの名があるがネズミではなくモグラに近縁。日本の特産だが、近縁種が多数あり、アジア、ヨーロッパなどに広く分布。
※俳諧・金剛砂(1680‐81頃)夏「地鼠や天井梁五月雨〈調寸〉」

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動植物名よみかた辞典 普及版 「地鼠」の解説

地鼠 (ジネズミ)

学名Crocidura dsinezumi
動物。トガリネズミ科の哺乳動物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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