坂月村(読み)さかづきむら

日本歴史地名大系 「坂月村」の解説

坂月村
さかづきむら

[現在地名]若葉区坂月町さかつきちよう千城台西ちしろだいにし二―三丁目

大草おおぐさ村の西にある。慶長一九年(一六一四)の東金御成街道覚帳に村名がみえ、大草村とともに五町の道普請を負担。寛文元年(一六六一)佐倉藩領となり、同四年の松平乗久領知目録(寛文朱印留)に記載される。幕末まで同藩領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高九九石余(九〇九石とするのは誤記)。文禄三年(一五九四)検地が行われ、延享二年(一七四五)・嘉永三年(一八五〇)・安政二年(一八五五)に新開があった(明治五年「郷帳類書上控」湯浅家文書)。延享三年の村明細帳(同文書)では田六町一反余・畑屋敷四町二反余、領主林四反余、享保一二年(一七二七)・寛保二年(一七四二)に新開分が高入れされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android