均す(読み)ナラス

デジタル大辞泉 「均す」の意味・読み・例文・類語

なら・す【均す/平す】

[動サ五(四)]
高低・凹凸をなくして平らにする。「グラウンドを―・す」
平均する。「利益を―・して分配する」
[類語](1平ら平たい平べったいのっぺりのっぺらぼう水平平坦坦坦扁平/(2平均均等均分等分平準標準アベレージ押し均す揃う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「均す」の意味・読み・例文・類語

なら・す【均・平】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 高低やでこぼこのないようにする。たいらにする。
    1. [初出の実例]「青柳の張らろ川門(かはと)に汝(な)を待つと清水(せみど)は汲まず立処(たちど)奈良須(ナラス)も」(出典万葉集(8C後)一四・三五四六)
  3. 大小・多少などの差がないように等しくする。平均する。
    1. [初出の実例]「大臣称唯之声、事外高声、初終均してふっきれなりき」(出典:玉葉和歌集‐承安二年(1172)二月一六日)

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