垂井の泉(読み)たるいのいずみ

日本歴史地名大系 「垂井の泉」の解説

垂井の泉
たるいのいずみ

[現在地名]垂井町 垂井

東海道本線垂井駅の西、玉泉ぎよくせん寺門前の南側にある古代より知られた泉。県指定史跡。県指定天然記念物の大ケヤキの根元から湧出する清水は、垂井の地名の起りといわれ、井口約二メートルから今も流れ出る湧水は近隣の人々をなごませる。垂井の泉と刻む碑が建つ。「続日本紀」天平一二年(七四〇)一二月二日条にみえる「曳常泉」が当泉とされ、聖武天皇がここに行幸している。曳常ひきつねについては美濃国神名帳の不破郡八二社の一として従五位引常明神がみえるが、「常陸国風土記」久慈郡太田郷(大田郷)条には「三野の国引津根の丘」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「垂井の泉」の解説

垂井の泉

(岐阜県不破郡垂井町)
岐阜県の名水50選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android