垂撥(読み)スイバチ

デジタル大辞泉 「垂撥」の意味・読み・例文・類語

すい‐ばち【垂×撥】

掛け花用の花器を掛ける道具琵琶びわばちに似た形の板に切り目をつけ、掛け釘が上下できるようになっている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「垂撥」の意味・読み・例文・類語

すい‐ばち【垂撥】

  1. 〘 名詞 〙 茶道で花生けをかけ、または柱隠しとして歌などを書くもの。形が琵琶の撥に似ており、桐・杉の板の中央に長い切目を作り、掛釘を上下するように細工したもの。
    1. 垂撥〈遠碧軒記〉
      垂撥〈遠碧軒記〉
    2. [初出の実例]「垂撥 スイバチ 挿花之器。其制据琵琶撥故名。在将軍義政隠題証哥」(出典:書言字考節用集(1717)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android