城山(香川県)(読み)きやま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「城山(香川県)」の意味・わかりやすい解説

城山(香川県)
きやま

香川県北西部、坂出(さかいで)市と丸亀市にまたがるメサ状の山。標高462メートル。花崗(かこう)岩の上に讃岐(さぬき)岩質安山岩がのっている。周辺の備讃(びさん)瀬戸の眺望がよく、瀬戸内海国立公園の一部。頂上には城跡があり、ホロソ石、マナイタ石、車道(くるまみち)、井戸の跡などから7世紀ごろの朝鮮式山城(やまじろ)の遺構と考えられ国の史跡に指定されている。山頂部にゴルフ場が開設され、登山道路も整備された。山麓(さんろく)部はモモやミカン果樹が栽培される。JR予讃(よさん)線鴨川(かもがわ)駅から山頂まで徒歩で6キロメートル。

[稲田道彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android