城間遺跡(読み)ぐすくまいせき

日本歴史地名大系 「城間遺跡」の解説

城間遺跡
ぐすくまいせき

[現在地名]浦添市城間

琉球石灰岩の台地上、標高約一五メートルに位置。一六―一九世紀の遺構が検出された。畑跡生産遺跡の可能性が考えられている。西側は小崖となっていて近世城間ぐすくま古墓群があり、その先は海岸に至る。海岸砂地には嘉門かじよう貝塚があるが、現在はいずれも米軍施設(牧港補給地区)内に取込まれている。一九八七年(昭和六二年)から翌年にかけて発掘調査が行われた。拳大から人頭大の石灰岩を使用した並行あるいは直交する石列・石敷が確認されており、素掘りの溝を伴う石積みもみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android