執心の鬼(読み)しゅうしんのおに

精選版 日本国語大辞典 「執心の鬼」の意味・読み・例文・類語

しゅうしん【執心】 の 鬼(おに)

執心のあまりになった鬼。
※謡曲・舟橋(1430頃)「執心の鬼となって、共に三途川橋の、橋柱に立てられて」
② 執心のあまりに、一つのことに夢中になっている人。
浮世草子・浮世栄花一代男(1693)二「恋の其時代にかはりぬ。むかしは執心(シウシン)の鬼(オニ)でも十八九はたちよりうちなる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android