堀野遺跡(読み)ほりのいせき

日本歴史地名大系 「堀野遺跡」の解説

堀野遺跡
ほりのいせき

[現在地名]二戸市堀野

北流する馬淵まべち川によって開析された東岸の堀野段丘西縁部にある。標高約九二・二メートル。昭和二八年(一九五三)、同三七年、同三八年、同三九年の調査によって縄文時代配石遺構古墳、奈良時代の竪穴住居跡一一棟が検出された。配石遺構は形状・規模の推定されるもの二六基のほかに存在が推定される場所が一五ヵ所ある。径一〇センチ―一メートルの川原石数個が環状に並べられており、中に何かを埋込み、上から石で蓋をしたものと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android