堪難(読み)たえがたい

精選版 日本国語大辞典 「堪難」の意味・読み・例文・類語

たえ‐がた・い たへ‥【堪難】

〘形口〙 たへがた・し 〘形ク〙
① つらいこと、いやなことをがまんすることがむずかしい。こらえがたい。
※竹取(9C末‐10C初)「恋しからんことのたへがたく」
② その状態を維持することがむずかしい。保ち続けるのが困難である。
源氏(1001‐14頃)紅葉賀「箏(さう)の琴は、中の細緒のたへがたきこそ所せけれとて」
たえがた‐が・る
〘自ラ四〙
たえがた‐げ
〘形動〙
たえがた‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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