塗り回す(読み)ぬりまわす

精選版 日本国語大辞典 「塗り回す」の意味・読み・例文・類語

ぬり‐まわ・す‥まはす【塗回】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 一面に塗る。塗りたくる。
    1. [初出の実例]「ぬりまわいて風の不入様にして」(出典史記抄(1477)一三)
  3. 表面を塗って飾る。うわべを飾る。
    1. [初出の実例]「かふお入(いり)とぬり廻したる追従(ついしゃう)も」(出典:浄瑠璃伽羅先代萩(1785)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android