塚堀村(読み)つかぼりむら

日本歴史地名大系 「塚堀村」の解説

塚堀村
つかぼりむら

[現在地名]横手市塚堀

東は下八町しもはつちよう村・猪岡いのおか村、西は大戸おおと川と接する。大森おおもり街道が村を東西に貫き、そのすぐ南をさら川が流れ大戸川に注ぐ。「上杉景勝年譜」天正一八年(一五九〇)一〇月条に「検地の時、地下より証人を取りおけとて、北浦・小猿田・野沢・小田河・塚堀・かくま・中山・横町等の郷長、検断等の老弱を点検して、大森城へ押へ置かる」とあり、豊臣秀吉太閤検地に際し、反乱防止のため人質を取っている。「雪の出羽路」に「もと大なる古墳つかの上ヘに燈蓋松(中略)明和天明のころならむか枯レて今は古墳のみぞありける。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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