塩野町村(読み)しおのまちむら

日本歴史地名大系 「塩野町村」の解説

塩野町村
しおのまちむら

[現在地名]朝日村塩野町

東を大須戸おおすど川、西を塩野町川が南へ流れ合流する。川を隔て東は小須戸こすど村、南西松岡まつおか村に対する。南北出羽街道が通る。文禄(一五九二―九六)頃の瀬波郡絵図に「鮎川分塩町村 中」とみえ、本納一七一石六斗四升・縄高四八四石、家二六軒、「板屋古瀬ヨリ塩町迄八里」と記される。近世は初め村上藩領、のち幕府領となり幕末には米沢藩預所。元和二年(一六一六)の村上忠勝知行宛行状(近藤卓穂氏蔵)によれば「猿沢くミ塩町村」一六六石二斗五升が近藤九右衛門に宛行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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