塵の末(読み)チリノスエ

デジタル大辞泉 「塵の末」の意味・読み・例文・類語

ちり‐の‐すえ〔‐すゑ〕【×塵の末】

ものの数にはいらないこと。また、そのような人。
「結びおく契りとならば法の花―まで数にもらすな」〈続古今・釈教〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「塵の末」の意味・読み・例文・類語

ちり【塵】 の 末(すえ)

塵点劫(じんでんごう)の後の世の者。
物の数でないこと。数にはいらない人。つまらない人間。末輩。ちりの身。
千載(1187)雑中・一〇七一「ふりにける昔を知らば桜花ちりのすゑをもあはれとは見よ〈藤原俊成〉」

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