境野新村(読み)さかいのしんむら

日本歴史地名大系 「境野新村」の解説

境野新村
さかいのしんむら

[現在地名]富山市境野新

境野新扇状地の扇頂部に位置し、集落中央を長沢ながさわ(現婦中町)八尾やつお町方面に至る道が通る。北は杉谷すぎたに村、南西平岡ひらおか村。村名は富山・加賀両藩領の境界の原野を新たに開いたことに由来するという(婦負郡志)婦負郡に属し、富山藩領。元禄一一年(一六九八)の古田新田高村付改帳(前田家文書)によれば、明暦四年(一六五八)から延宝年中(一六七三―八一)までに成立し、高三五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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