士分(読み)シブン

デジタル大辞泉 「士分」の意味・読み・例文・類語

し‐ぶん【士分】

武士身分。「士分に取り立てる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「士分」の意味・読み・例文・類語

し‐ぶん【士分】

  1. 〘 名詞 〙 さむらいの身分。武士の分際
    1. [初出の実例]「士分の譜代を唐にては部曲と云」(出典:政談(1727頃)一)

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世界大百科事典(旧版)内の士分の言及

【徒士】より

…武士身分としての徒士は,徒士侍とも称され,将軍・大名,大身の武士の家中にみられる,騎乗を許されない徒歩の軽格の武士をいう。騎乗を許された侍とともに士分として扱われ,足軽・中間(ちゆうげん)の軽輩とは区別されていた。しかし,一口に士分とはいっても徒士と侍との間には格式の上で大きなへだたりがあった。…

【中間】より

…戦時には非戦闘員として小荷駄(こにだ)隊を形成し,平時には雑役に従事した。侍(騎兵)が士分と称されたのに対し,中間は足軽(歩兵)とともに軽輩といわれた。また足軽にはおよそ苗字帯刀が許されたが,中間にはそうしたことはなかった。…

※「士分」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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