変性タンパク質

栄養・生化学辞典 「変性タンパク質」の解説

変性タンパク質

 本来性質を失い,通常はその機能部分的もしくは全体的に失われているタンパク質.熱,尿素などの薬剤変性させるが,室温における熱エネルギーによって変性するものも少なくない.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の変性タンパク質の言及

【変性】より

…タンパク質の変性は,アミノ酸残基間の非共有結合的な相互作用(水素結合,疎水結合など)が加熱によって切断され,その結果タンパク質の立体構造が破壊されて生じる。したがって,変性タンパク質のアミノ酸配列は変性前と変わらない。変性によってタンパク質の生物活性,たとえば酵素活性やホルモン活性は失われる。…

※「変性タンパク質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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