夏間村(読み)なつまむら

日本歴史地名大系 「夏間村」の解説

夏間村
なつまむら

[現在地名]大江町字夏間

由良川右岸にあり、西南の上流側は丹波国天田郡下天津しもあまつ(現福知山市)、下流東側は在田ありた村、対岸日藤ひとう村である。

元亨元年(一三二一)九月三日付尼きやうくわん譲状(平賀家文書)に「なつまのむら」とみえるのが早く、この時他の所領とともに「かわも里のしやう」(河守庄)ならびに夏間村の所領が尼きょうかんから養子兼宗に譲られている。

慶長検地郷村帳に高一三五・三八石「夏間村」とみえる。元和八年(一六二二)に宮津藩領六五・九三石、田辺藩領六九・四五石の入組となり(「京極丹後守高広様御領知村高帳」瀬堂儀兵衛家蔵)、宮津藩領分は寛文六年(一六六六)幕府領、同九年宮津藩領、延宝八年(一六八〇)幕府領、翌九年宮津藩領、享保二年(一七一七)には幕府領と変遷した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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