夕焼(読み)ゆうやけ

精選版 日本国語大辞典 「夕焼」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐やけ ゆふ‥【夕焼】

〘名〙 日没の頃、西の空が紅色に染まること。また、その現象日没時は太陽光線が大気中を通過する距離が長く、青色光線は微粒子によって散乱され、赤色光線だけが地上に達するために生じる。夕照晩霞夕焼け小焼け。ゆやけ。《季・夏》
※俳諧・藁人形(1704)「夕やけの百性赤し秋の風〈許六〉」

ゆう‐や・ける ゆふ‥【夕焼】

〘自カ下一〙 ゆふや・く 〘自カ下二〙 (「ゆうやけ(夕焼)」の動詞化した語) 日没の頃、西の空が紅色に染まる。空が夕焼けになる。ゆやける。
凍港(1932)〈山口誓子〉「夕焼けて磔刑の主あり花圃の中」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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