外之原村(読み)とのはらむら

日本歴史地名大系 「外之原村」の解説

外之原村
とのはらむら

[現在地名]春日井市外之原町・木附きづき町・細野ほその

玉野たまの村の北に続く細長い地域。円福寺寄進田帳(円福寺蔵)に「外原徳順寄進田」「外原井庄道ヨリ上ニ付アリ」などとある。「尾張国地名考」に「外原は東に国中第一の高山あり大谷山と呼て沖より船の目定にする山也という」とある。内々うつつ神社の古文書(高蔵寺町誌)には「外之原は内津村の南方外に入るを以て、外之原とする」とある。

寛文一一年(一六七一)の家数六一、人数二六七人で、「御林山四拾三町 御留山三ケ所」とある(寛文覚書)。天保一一年(一八四〇)の「御国産吟味之留」によれば「李、外原村より出」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android